それぞれのシーンに合わせて、感謝の気持ちを贈ります
人生の節目、様々なシーンに、心遣いの伝わるギフトを贈ります。
お返しやご挨拶をする際には、ご自身やご家族の近況報告や相手への感謝の気持ちを伝えると、
今後の長いお付き合いにも繋がります。
【 快気内祝い 】
快気内祝いは、病気やけがで入院や自宅療養をした際のお見舞いに対するお礼や、お世話になった方へ、ご報告と感謝の気持ちを込めて贈ります。病気やけがが消えて無くなった、という意味を込めて、後に残らない品を選ぶのが一般的です。いただいたお見舞い金額の半分から3分の1程度を目安に、お茶やコーヒーなどの飲み物や和洋菓子、洗剤など、相手の好みに合わせて選びましょう。
- 贈る時期・タイミング
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目安:退院後2、3週間以内
- のし紙について
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【内祝、快気祝、御見舞御礼】紅白・結び切り・のし有り
のし紙の表書きは、全快の退院後のお返しの場合は「内祝」「快気祝」とし、通院中や、完治ではない場合は「御見舞御礼」とし、名入れは本人の姓または姓名を入れます。水引は、病気やけがが繰り返し起こらないようにという意味を込め、紅白5本の「結び切り」にします。また、御見舞を頂いた後、残念ながら亡くなってしまった場合には、「御見舞御礼」とし、水引は黒白の「結びきり」にします。
【 退職祝いのお礼 】
退職祝いのお返しは必要ないと考えるのが一般的で、落ち着いた頃にお礼状を出せば十分ですが、お勤めだった職場で返礼の慣例がある場合はそれにならうのが良いでしょう。同じ部署や複数人からいただいたお祝いには、職場のみんなで使えるものや、個包装の分けやすいギフトを選びましょう。退職後に贈っても、退職の日に手渡ししても良いでしょう。特別にお世話になった方や気にかけている方など、個別に贈る場合は、直接手渡しするか、相手の自宅に配送すると良いでしょう。いただいたお祝いのおおよその金額の約半分~3分の1程度を目安に選びましょう。
- 贈る時期・タイミング
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目安:退職祝いをいただいてから7日以内
- のし紙について
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【御礼】紅白・蝶結び・のし有り
のし紙の表書きは、「御礼」「心ばかり」とし、名入れは本人の姓または姓名を入れます。水引は、紅白の「蝶結び」にします。
【 新築・引越しの内祝い 】
新居が完成した際や、引越し完了後、親戚や友人をご招待することで立派なお返しとなりますが、披露を行わない際は、お祝いをいただいた方へお礼の気持ちを込めて贈るのが一般的です。いただいたお祝いのおおよその金額の約半分~3分の1程度を目安に選びましょう。
- 贈る時期・タイミング
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目安:お祝いをいただいてから2、3週間以内
- のし紙について
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【内祝】紅白・蝶結び・のし有り
のし紙の表書きは、「内祝い」とし、名入れは本人の姓または姓名を入れます。水引は、紅白の「蝶結び」にします。
【 旧居・新居へのご挨拶 】
お世話になった旧居のご近所様、これからお世話になる新居のご近所様へは、ご挨拶の手土産として気の利いたギフトを贈ると好印象です。余計な気を遣わせてしまわないよう、粗品程度のギフトを選ぶと良いでしょう。
相手の好みがわからないため、スイーツや洗剤、タオルなど「もらった相手が困らないもの」を基準に選びましょう。
- 贈る時期・タイミング
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目安:引越しの前日の日中
- のし紙について
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【ご挨拶、御礼、粗品】紅白・蝶結び・のし有り
のし紙の表書きは、新居のご近所様へのギフトには「ご挨拶」とし、旧居のご近所様へのギフトには「御礼」もしくは「粗品」、名入れは姓を入れます。水引は、紅白の「蝶結び」にします。